まっすぐ歩けなかった僕が、いまここで整体をしている理由
はじめまして。整体院 樹の内田です。
このページを見つけてくださって、ありがとうございます。
あなたが今、身体や心に何か不調や不安を感じていたとしても、
この場所で、ほんの少しでも「ほっ」とできたなら嬉しいです。
子どもの頃、僕は“外”になじめませんでした。
生まれつき右足に「先天性内反足」という障がいがあり、
小学校低学年の頃に2回の手術を受けました。
歩き方が少し不自然で、それが気になって…
外で元気に遊ぶよりも、家で一人静かに過ごすことが多かったです。
学校も、どこか馴染めなくて。
勉強も部活も気が乗らず、時々不登校にもなりました。
でも、なんとなく流れで高校から専門学校へ。
バブル期の最後に会社に就職して、サラリーマンに。
だけど…やっぱり違和感が拭えず、心がついていかず5年で退職。
その頃には、かなり精神的にもまいっていました。
気づいたら、祖母と祖父のそばにいた
実家には認知症の祖母と、寝たきりの祖父がいました。
その二人と過ごすなかで、ふと「リハビリの世界」に興味を持ちました。
たまたま見つけた近所の施設でリハビリ部門の介護の仕事に就き、
7年間、現場でたくさんの方と関わりました。
けれど、夜勤明けの車通勤でヒヤリとすることが増え、
当時付き合っていた人からの後押しもあって、再び転職を考え始めました。
まっすぐ進めなかったけれど、今ここにいます
正直なところ、僕はなにかにつけて寄り道や遠回りをしがちな性格です。
学生時代も社会人になってからも、「これでいいのか?」と悩んでばかりで、気づいたら何年も回り道をしていました。
でも今では、その回り道があったからこそ、人の痛みや不安に寄り添えるようになったと思っています。
最短ルートは歩けなかったけど、だからこそ見えた景色がある。それを、今この仕事に活かせていると感じています。
なんでこの道に来たのか?
…正直、僕にもまだよくわかりません。
子どものころの右足のこと、
介護の現場で感じたこと、
自分の身体や脳への興味。
その全部が、なんとなくつながってこの道に立っている。
学生時代は勉強が大の苦手で、机に向かうだけでもしんどかった僕ですが、
この仕事に就いてからは不思議と、いろんなことを学びたくなりました。
手技の技術セミナーはもちろん、
心と身体のつながりを知りたくてNLPを学び、
整体をもっと多くの人に届けたくてマーケティングも学びました。
ときには、ちょっと変わった視点から「人の感覚や回復力」にアプローチする学びにも触れてきました。
そして今は、はっきりと思っています。
「学びをやめたときが、この仕事をやめるときだ。」
ゴッドハンドじゃないからこそ、できることがある
僕はゴッドハンドではありません。
特別な才能があるわけでも、奇跡を起こせるわけでもない。
でも、その分、相手の呼吸や表情の変化に敏感で、ゆっくり丁寧に向き合うことは好きです。
正直、人見知りで、コミュ障気味なところもあって、初対面の人と話すのはちょっと緊張します。
でも、だからこそ、静かに寄り添う時間を大切にしたいと思っています。
施術で一番うれしいのは、「あれ?」の瞬間
整体をしていて、一番好きな瞬間があります。
それは、患者さんの体が少し軽くなったとき、
本人が「…あれ? なんかちがう?」と小さく驚く、あの表情です。
反対に、変化が起こらず気まずい空気になるときもあります。
でも、そういう瞬間も大切にしたいんです。
身体って、そんなに単純じゃない。
でも、“変わろうとする力”にそっと伴走していくことはできます。
整体は「治す」よりも、「ゆるむ」ための時間 
体が痛いときって、たいてい心も、ちょっと硬くなっています。
僕も昔、そうでした。
でも、ちょっとしたきっかけで、
体も心も、ちゃんとゆるむことができるんです。
「治さなきゃ」じゃなくて、「力を抜いてもいいんだ」って思える時間。
整体院 樹が、そんな場所であれたらと思っています。
どうぞ、気軽にお越しくださいね。
だから、どんな状態のあなたでも大丈夫です。
まっすぐじゃなくても、うまく話せなくても、すぐに変化がなくても、
一緒に“ゆるんで”いける場所
を用意しています。
あなたのもともと持っている“本来の力”が、
またゆっくりと働きはじめますように。
整体院 樹-ITSUKI‐
内田博樹