坐骨神経痛の痛みの原因が神経ではなく
関節にあることをご存知ですか ?
あなたは坐骨神経痛と診断されてこのような症状でお困りではありませんか?
おしりや太もも、ふくらはぎから足先に痛みやしびれがある。
長く歩くと足に痛みやしびれが出て歩きづらい。
朝起きると足がしびれている。
薬を飲んでいるけど足の痛みや痺れが回復しない。
長時間座っていると足が痺れてくる。
坐骨神経痛は病名ではなく、おしりや足の痛みや痺れの症状の総称になります。
ですので
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、 梨状筋症候群、 帯状疱疹の後遺症 、腫瘍
等々いろいろな原因があります。
また、坐骨神経痛という名称から神経に何らかの問題があり、痛みやしびれを出していると思っているかたが多いのではないでしょうか?
では、レントゲンをとってもよくわからない、薬を飲んでも注射をしても改善しない
坐骨神経痛は何が原因になっているのでしょうか?
あなたの坐骨神経痛が改善しない理由
じつは
背骨の椎間関節の機能障害
が原因になっていることがほとんどです。
なので、レントゲンをとっても原因がよくわからず見逃されるケースが多くなっています。
ところで、あなたは風邪をひいたときに関節の節々が痛くなったことはありませんか?
関節周囲の組織には
痛みを感じるセンサー
があります。なので風邪をひいて全身が炎症状態になると、関節周囲の痛みを感じるせンサーが炎症を感知し関節の節々に痛みがでます。
これが風邪をひいたときに関節が痛くなる理由です。
そして風邪を引いていない健康な身体の状態でも、 関節に負担がかかるような姿勢や使いかたを長年することで
関節の機能障害や炎症
がおこります。
すると関節周囲の
痛みを感じるセンサー
が働き、痛みやしびれ違和感等の不快な感覚がでてきます。
このことからレントゲンをとってもよくわからない、薬を飲んでも注射をしても改善しない坐骨神経痛は神経が犯人ではなく、
関節の機能障害や炎症
が犯人であることが多いです。
背骨の椎間関節の機能障害とは?
人の背骨は首の骨7個、胸の骨12個、腰の骨5個がそれぞれ関節で組み合わさり、
健康な状態であれば全ての関節が少しずつ動くことで前後左右身体を倒したり、ひねる動作を行っています。
しかし、寝違えやぎっくり腰、長時間同じ姿勢の作業、身体の使い方の癖等々で長期間同じ場所に負担がかかることで、関節の動きが悪くなった状態が椎間関節の機能障害になります。
すると機能障害のある関節周囲の組織のセンサーが働き、痛みやしびれ、違和感等の不快な症状が現れます。
特に身体を捻る時によく使う、
胸椎11~12番の肋椎関節
身体を支える土台になる、
腰椎4~5番と仙骨1番の腰仙関節と
骨盤の仙腸関節に機能障害が起きやすいです。
当院では身体を動かしながら検査をし、関節の機能障害が起こっている場所を特定してから、
関節を調整しリセットしていきます。
ただし長期間、痛みをかばいながら身体を使っている方は、背骨のその他の場所、腕や足の関節にも機能障害が起こっていることがほとんどなので、
全身の関節をチェックし一つ一つ調整していく
ことで、痛みやしびれ、違和感等の不快な症状が徐々に軽減していきます。
当院では手術が必要とされた方の改善例も御座いますので、いろいろ通ってみたけど改善しなかった痛みや痺れも諦めずに一度当院にご相談ください。
人生100年時代を最後まで自分の足で歩いて行けるよう一緒に頑張りましょう!!
参考文献
紺野眞一.”坐骨神経痛”.疼痛.jp.https://toutsu.jp/pain/zakotsu.html,(参照2021-11-30)
福 井 晴 偉・大 瀬 戸 清 茂・ 塩 谷正 弘・ 有 村 聡 美・ 多久 島 匡 登・ 大 野 健 次・ 唐 沢 秀 武・長 沼 芳 和.
脊髄神経後枝内側枝の電気刺激による腰椎椎間関節性疼痛の分析.日本ペインクリニック学会誌,
1996,3(1),p.29-33,(J-STAGE),
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc1994/3/1/3_1_29/_pdf/-char/ja,(参照2021-11-22)